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Jack Garratt「Weathered」



最近お気に入りのJack Garratt

音楽センスがすごく伝統的でありながら今っぽいというか。PVも非常に秀逸。こういうベタなPV好きなんだよなー。

そんな彼、作曲、プロデュース、演奏、ライブパフォーマンスをすべて一人でこなしている。こういう音楽スタイルって今ちらほら見るようになった気がする。




大学時代、自分で曲を作って、ギター、ベース、ドラム、歌、それをすべてリアルタイムで自分1人でライブで演奏できたら最高なのにってずっと思ってた。大道芸人じゃあるまいしそれは無理だと諦めたけど。まぁそもそも歌もうまくないし。

東京でバンド活動してた友人のバンドが解散し、アコースティックとエフェクトのループを重ねて1人でライブするっていうスタイルでやり始めて、それを聴いた時の音楽への自由感というか、まだまだ可能性はあるんだなっていうワクワク感に衝撃を受けた。

その後、ボーカロイドが出てきて、DTMがさらに盛んになって、個人でyoutubeとかニコニコとかに曲をアップして有名になってくる人がどんどん出てきた。

1人のイマジネーションを凝縮した個人で完結する曲って、その個性の純度がすごく高い。でもそこにボーカロイドを使うと、個人的にはなんだかげんなりしちゃう。

音楽的な価値や、技術的な挑戦はあるんだと思うけど、魂はない。いわゆる心の琴線に触れない。そう感じてしまって、数年くらい前までのボーカロイドを使った曲で盛り上がった音楽シーンに見向きもしなかった。これは単純に好みの問題で、なんだか日本特有の閉鎖的な音楽文化の流れのような気がして、純粋に音楽を楽しめなかった。


でも最近、海外の個人でなんでもこなすマルチプレイヤーによる台頭が目立ってきて、個人的にはすごく面白いなと思ってる。

方法に拘らずジャンルレスでとにかく音楽を楽しむっていうスタンス。ジャンルの垣根が無くなって、とにかく良い物は良いって思える感性の豊かさみたいなものが評価される流れをすごく自由に感じる。


なにが言いたいのか自分でもよくわからなくなっちゃったけど、まだまだこれからも音楽は進化してくってこと。そして、優れた音楽に触れている時間ってのは、自分にとってものすごく幸せな時間なんだということです。

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