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長野県伊那谷発信の写真ブログ
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辰野町で行われている、第63回辰野ほたる祭り、行ってきました。 もちろん目的はホタルの初撮影。実はこの祭りに行くのは初めてではないんですが、蛍の名所まで行って蛍を見るのは生まれて初めて。なぜ今まですぐに見に行ける環境にあるにも関わらず行かなかったのか、自分でも謎です。 辰野町のホタルは、ゲンジボタル。日本で「ホタル」といえばこの種類を指すことが多く、もっとも親しまれているホタルのようです。 Wikipadiaによると、 本州、四国、九州と周囲の島に分布し、水がきれいな川に生息する。地方によって差があるが、成虫は5月から7月にかけて発生するが、長野県の志賀高原では10月から11月にも見られる。オスは川の上空を飛び回りながら、メスは川辺の草の上などに止まって発光する。また、発光のパターンは西日本と東日本でちがい、西日本のほうが発光のテンポが速い。これらの分布は、フォッサマグナ地域が境となっているが、この地域には中間型も見られる。現段階では、このような発光周期の差がなぜ生じたかはっきりしてない。 ホタルの輸入問題もあるようです。 ゲンジボタルは、その発光の強さや飛翔の優雅さなどから、日本のホタル類の中でも人目を引きやすい。そのため、観光や自然回復をアピールする目的で、しばしば他地域から人為的に移入されてきた。 ゲンジボタルは1種 (Luciola cruciata) であり、種より下位の亜種には分けられてないが、1系統ではなく、遺伝的生態的な地理的変異がある。 1993年に日本が締結した生物多様性条約(Convention on Biological Diversity)第2条には, 「生物多様性」の定義として,種内(within species)多様性も明記されている。この国際条約に基づいて制定された日本の生物多様性基本法(平成20年6月6日施行)第2条も同様である。 このように、種より下位の分類群の多様性も保護されるべきであることは世界共通の認識となりつつあり、生物多様性の保全の観点からは、在来ゲンジボタルと異なった系統のホタルの移入は避けられるべきである。全国ホタル研究会では安易なホタル移入を制限するために、ホタル移入に関する指針を定めている。 2008年に全国ホタル研究会に寄せられた全国各地(青森県から宮崎県67ヶ所)のゲンジボタル発生状況を見ると,1位,長野県辰野町松尾峡,16020匹;2位,山口市,1155匹,いずれも1日当りとなっており,松尾峡は国内最大のゲンジボタル発生地である。しかしながら,松尾峡のゲンジボタルは関西から人為的に移入された外来種であることが判明しており,本来松尾峡に生息していた在来種とは,発光周期も分子系統も異なっている。 ゲンジボタル移入に関しては、その影響を研究することも大事だが、まず安易な放流を中止することが求められており、文部科学省や環境省がゲンジボタル移入の問題点を一般に周知させるべきだ、という意見も出されている。一部地域では、ゲンジボタル移入の問題点を指摘された後、移入ゲンジボタルを排除し、本来生息していたのと同じ系統のゲンジボタルを増やそうという試みも始まっている。 辰野のホタルは、地元産ではなく、外来種だったんですね、知りませんでした。そんなことを出かけた後に知ったので、少し複雑な思いでしたが、松尾峡で見たホタル、ものすごく綺麗でした。こんな光景があるのかというほどの感動です。その日の発生状況は5,700匹。今年は例年より多いと言っている人がいたのでそうなのかもしれません。行った日はちょうど風もなく、霧が出るほどの湿気、まさにホタルが飛び交うには最適の条件。初めて行ってこの光景を見せられてしまったら来年も行くしかないです。 撮影の方はと言うと、私、リモートスイッチを持っていなかったので、無謀にも手押しでチャレンジ。結果やっぱり必要です。三脚立てて直立不動、微動だにせずってつもりでもぶれます。当たり前ですよね。普段長時間露光はしないので持っていなかったんですが、来年に向けて絶対必要、購入したいと思います。 あと、やっぱり長時間露光はボディ側の性能も重要なようです。というのもノイズがひどい。ISO1600で数分(正確には計っていないですが、多分3〜5分くらい?)撮るともうノイズが半端じゃないです。デジタルじゃなくてフィルムを持って行けばよかったかな。次への課題です。 余談ですが、撮影中気になったのが、カメラのフラッシュ。立て看板にもフラッシュ禁止と書いてあるんですが、コンデジでフラッシュをたく人が意外と多い。長時間露光しているとすごく気になります。フラッシュたいたってホタルの光写らないのに…ホタルの光は淡くて微か。それが美しくて見にきているはずなのに、本末転倒ではないでしょうか。 今回、実際に撮影した写真を見て思ったことですが、やっぱり生で見た感動には及ばないです。現場には「きれい」以上の感動があります。ホタルに限らずどんなものでもそうかもしれません。 そんなこんなで、今回のホタルの撮影。身近なところにこんな良いところがあったのかという喜びと、撮影への後悔、次回への課題と色々なものが得られました。ぜひ来年もリベンジにし行きたいと思います。 PR コメントを投稿する
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