レンズの善し悪しを決める要素には、次の5つが挙げられるようです。
解像感、ヌケのよさ、立体感、ボケ味、見かけの深さ。
これらを語るにはまず「収差」というものについて知らねばなりません。
ザイデルの5収差について。
レンズを通った光は1点に集まるように見えるが、厳密には1点に集光しない。理想決像とのズレは被写体にぼけやゆがみを生み出す。この現象を「収差」といい、さまざまな種類がある。球面収差、コマ収差、非点収差、像面湾曲、歪曲収差の5つ。レンズの設計にはこれらを取り除く事が求められる。
と、完全に私の備忘録になってしまいますが。
結局の所、レンズ技術の目指す場所は同じところだから、どんどん技術が進歩していったらどれも同じようなレンズになるってことなんでしょうか。オールドレンズにあるような、ある種短所でありながらも味として認めてしまえば長所になりえるようなレンズの特性。それを表現上にうまくマッチできれば、自分にとっての「いいレンズ」だと言えると思います。新しいレンズばかりが「良い」レンズではない、かなと。
性能や技術にばかり目を向けるのではなく、いかに道具を自分の物にできるかどうかが大事ですね。
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