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長野県伊那谷発信の写真ブログ
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ご報告です。 この度いろんなご縁がありまして、フランスのパリを拠点としたオンラインギャラリー "L'Affiche Moderne"にて写真を販売させていただくこととなりました。 リンクはこちら 詳細として、 Limited Edition ということで300部限定販売です。 1つ1つにオリジナルである証明書とナンバーがついています。 販売形式として、30×30cm、50×50cmの2サイズが選べます。 また、それぞれのサイズに対して、プリント、カンバス地への印刷、フレームの3パターンを選ぶことができます。 その他情報はサイトを参照してください。 なかなかこういう機会はないので、 よくぞ私になんぞ声をかけていただいたな、と。 私は写真が好きです。 なにをいまさらという感じですが、それは特別なものという感覚ではなく、どちらかというと生活の一部に近いような感じです。 わざわざ有名な写真スポットに撮影に出かけるということはまずありません。 それは私のスタンスとして、生活の中にあるような、身近な景色の中にこそ、芸術的な瞬間があると信じているからです。 それが私のスタイルであり、強みなのかなと最近になって思い始めました。 少し意識を変えるだけで、足下の雑草だってアートになりえる瞬間がある、 それを発見した瞬間が楽しくて写真を撮っているんだと思います。 しかしそれは非常に個人的な活動で、だれかに発表しようなど思ってもいませんでした。しかし、ホームページの技術を勉強していく過程で、自分のホームページを作り、そこで写真を公開し始めると、誰かの反応が気になり始めました。そうすることで自分の思う写真が撮れなくなったような感覚を感じ始めたんです。誰かの期待している写真。それを撮ったところで、その写真は自分の写真ではありません、ましてや自分自身おもしろくもなんともありません。 結局のところ自己満足、これに尽きるんだと思います。 写真に対して、自分なりの考え、ルールがあって、それに対していかに自己否定の声を聞けるかどうか。妥協しないで、利己的な主張に突っ走れるか。 私は、Flickr上で公開している写真には、すべてタイトルをつけています。 タイトルは非常に重要なものだと考えていて、私なりのルールでタイトルを決めています。それは写真から見えてくる物語やストーリー、妄想からつけてるのですが、それは一見したらわかりにくく、意味を聞かれることもしばしばです。しかし私にはその言葉意外合う言葉がないんじゃないかというくらいマッチしているんです。私が私の中のルールに従うなら、それが正解なんでしょう。 今回の写真販売の話は、なんだかそんな私の考えを認めてもらえたようで、驚きながらも、非常にうれしい思いです。マイペースにやってきた写真も、ここでひとつ大きなポイントになるんじゃないか、そんな風に思っています。 ちなみにこの"L'Affiche Moderne"、ほかの方々の写真やイラスト、とてもすばらしいです。私の写真が目的じゃなくても、見る価値ありです。プロアマ問わず、素晴らしいものは素晴らしい。ぜひこのサイト、訪れてみてください。 久しぶりに写真の話。 先日、軽井沢のハルニレテラス内のBOOKS&CAFEで読書していた際に、面白い本がありました。それは「GELATIN SILVER SESSION -21世紀の銀塩写真-」という本。本といっても写真集のような本なんですが、これがもうドストライクな内容。 銀塩を残そうとする写真家達の活動本で、平間 至さん、M. HASUIさん、蜷川実花さん、瀧本幹也さん、辻 佐織さん、本城直季さん、若木信吾さんなど著名な写真家達が名を連ねています。 この本では、それぞれの写真家の写真を見ることが出来るんですが、それ以外にフィルムの現像についてやラボの利用についてなど、けっこう面白い記事満載でした。その中でも私が一番興味を惹かれたのが、プロの写真家のネガを他の写真家がプリントしてみるという企画。 同じネガを使っているのに仕上がりはもう写真家によって全然違います。どう表現するかで同じネガからこうも違うのかと思うと、フィルムといえども表現は自由なんだなぁとなんだかわくわくする思いがしました。 私が写真を始めたのは、フィルムからでした。それは単純なカメラへの魅力と、綺麗な風景をいつでも見られるように残しておきたいという思いが主でしたが、年月が経つにつれ、記録から表現へと目的が変わっていき、こと表現という事に関してフィルムであるが故の不自由さを感じていきました。 そのまま自然な流れでデジタルに移行しましたが、表現は無限で、ありとあらゆることが出来るようになりました。その場所には存在しない色を付けることもできるし、不要なものをまるで元々無かったかのように消すこともできます。ノイズを目立たなくすることや、逆にノイズをのせる事も出来ます。フィルムでもスキャンしてデータ化してしまえば同じ事ができるので同じと言えば同じなんですが、デジタルカメラはそれをより身近に、手軽にできるようにしたということが一番のポイントだと思います。 ただ、なんでもできるからこそ、どこでセーブをかけるかといった見極めが大切になってきます。作り上げたいものが、手段としてカメラを使うアートだとしたら表現は無限です。ただ、アートという枠の中の写真というジャンルならば、やっぱり"写真"は"写真"であるべきだと思う。 フィルム写真の魅力のひとつに、作り上げていく工程があると思います。 暗室作業は、基本自分の手で物を作りたいアナログ人間の私にとって非常に魅力的です。いつかはフィルムに戻って暗室で自分で印画紙に焼いてみたい、いつになるかは分かりませんがいつかはやりたいと今でも思っています。 「ゼラチンシルバーセッション」は銀塩写真でしか表現できない写真の楽しさ、面白さを広く知ってもらうことにより、次の世代のためにも銀塩写真技術や機材、フィルム、印画紙等を守っていく思いを繋げていくプロジェクトです。 フィルムにはフィルムの、デジタルにはデジタルの良さがあります。10年後、20年後、フィルムが無くなっていたなんて話、もしかしたら嘘ではない現実のものとしてありえるかもしれません。 そんな事を考えながら、フィルムカメラ、また引っ張り出してみようかなという気になっている。後々そんな気になった時にフィルムがなくなっていないよう祈りながら。 駒ヶ根高原美術館で山岳写真家、津野祐次氏の写真展が始まったようです。 「ふたつのアルプスをいろどる天上のお花畑」 日時:3/19~5/15(日) 時間:9:30~17:30 (5月からは9:00~17:30) 休館日:3月は水曜日、4月からは無休 入館料:大人/1,000円 大・高校生/800円 小・中学生/500円 土曜日は小・中学生/無料 今回の展示は、総計90点という大規模なものだそうです。 私、ぜひ行って見たいと思います。 | ブログ内検索
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